「歴史行路」の小説

飯島一次(いいじまかずつぐ)

●掲載作品

陽成院
上方落語『崇徳院』がモチーフ、幕末に近い頃、大坂船場の薬種問屋の若旦那が高津神社の境内で、見知らぬ商家の美しい娘から百人一首の崇徳院ならぬ陽成院の歌をもらったために恋患いで人生を狂わせる。

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御神酒徳利~鉄砲弥八捕物帖より
天保年間から幕末にかけて神田三島町で町奉行所の手先を勤め鉄砲の親分と恐れられた弥八老人が、明治の中頃、知り合った三文文士に語る捕物話。KKベストセラーズベスト時代文庫の連作短編集『ふたり鼠』で四話語られる。本作は未収録の一編であり、弥八は江戸のシャーロックならぬシュロック・ホームズかもしれない。

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●プロフィール

飯島 一次(いいじま かずつぐ)
1953年、大阪生まれ。大阪芸術大学舞台芸術学科卒業。
1996年、九州さが大衆文学賞佳作入選。
2007年、新風舎出版特別賞受賞作『鉄砲は笑う』でデビュー。
以後、時代小説を各社文庫書き下ろしで発表。
日本歴史時代作家協会理事、日本映画ペンクラブ幹事、日本推理作家協会会員。

 

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