シリーズ全巻、ベストセラー第1位獲得!!
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大人気絶好調の連作捕物帳、第五弾!
『蜉蝣の宴 のらくら同心手控帳[五]』
瀬川貴一郎・著 ¥605
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【あらすじ】
人は誰しも同じ業を抱えて生きるもの――。
逞しく乗り越えるのか、優しく抱えるのか。
「このさきどんなことがあろうと、あなたを離しはしません」
雪之介は、夏絵を抱きしめた――。
拐かしにあった夏絵を救い出してから、いくつかの難事件はあったものの、なんとか結納まで進み、あとは祝言を待つばかりとなった若いふたり。
そこへ誠太郎が、染付師の清四郎を連れて現れた。
夏絵が祝言で装う打掛けの相談をしに、やって来たのだった。
下絵の出来栄えに感嘆した夏絵は、ぜひ父の彦右衛門にも見てもらいたいと、さっそく清四郎を実家に案内することに。
縁側に残された雪之介に、誠太郎が耳寄りな話を聞かせてやると言う。
十手の威光を笠に着て、陰で悪事に手を貸している岡っ引の捨吉が、どうやら怪しい動きをしているらしい。
往診を終えての帰り道、たまたま引き上げられていた土左衛門を目にした誠太郎は、検死に立ち会っていた捨吉の振る舞いに不審を覚えたのだ。
嫌がる捨吉を意に介さず、強引に死骸を検めると、明らかに人の手による無数の傷を負っていた。
だが、岩にぶつかったか、魚に食いちぎられたかと、捨吉は譲らない。
十手を預けている同心の室井紋次郎と、良からぬ企みをしているのか……。
※「蜉蝣の宴」より
人の道には迷わぬが、恋の道には戸惑うばかり――事件を解くがごとく、赤い糸をたぐれるのか。
人情派の時代小説、ここに推参!
「闇夜の虹」「優しさの背中」「夏絵神隠し」「化身の鯉」の4話を収録。
【登場人物】
雨宮雪之介……南町奉行所の定町廻り同心。周りから「のらくら」と呼ばれる、三十半ばの好男子。
夏絵……同心頭・山本彦右衛門の一人娘。毎日雪之介の家に通い、身のまわりの世話をする美人。
月岡誠太郎……小石川養生所に勤める医者。ぶっきらぼうで愛想はないが、信頼できる腕利きの男。
金次……雪之介の父親の代からつかえている岡っ引。親と子ほどの年の差がある。
前島兵助……少し厄介と思いながらも、雪之介の才能を高く評価している与力。
【著者略歴】
瀬川 貴一郎(せがわ きいちろう)
大阪府生まれ。近畿大学卒業。
乱歩賞の最終候補に四回残る。
NHK、MBSなどでテレビドラマの脚本を手がけ、四十年以上もゴールデンタイムを堅守した、ABC「部長刑事」のメインライターを務める。
主なシリーズに『のらくら同心手控帳』『かげろう医者 純真剣』『空蝉同心隠書』などがある。
『化身の鯉 のらくら同心手控帳[四]』
瀬川貴一郎・著 ¥605
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【シリーズ既刊】
『のらくら同心手控帳[一]』
瀬川貴一郎・著 ¥594
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『銀嶺の鶴 のらくら同心手控帳[二]』
瀬川貴一郎・著 ¥605
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『蛍火の里 のらくら同心手控帳[三]』
瀬川貴一郎・著 ¥605
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