福岡県秋月(現在の福岡県朝倉市秋月)で、明治政府に対して不平不満を抱く保守士族が反乱を起こした日です。
明治9年(1876年)10月26日のことでした。
国権拡張を主張し、特に政府の対韓施策を批判していた秋月党が、 同年10月24日、熊本県で敬神党が起こした神風連の乱に呼応し、挙兵しました。
挙兵したのは、旧秋月藩士の宮崎車之助、今村百八郎、磯淳ら250名(400名とも)ほどで、彼らは敬神党や山口県萩の前原一誠らと連携すべく、豊前豊津に進みます。
しかし、小倉鎮台兵の奇襲に遭い、英彦山(ひこさん)に退いた宮崎や磯らは自害。今村ら残党50名ほどは転戦しましたが、多くは捕らえられ、翌月3日に鎮圧されました。
[平成30年(2018)10月27日]掲載