今日、9月8日は――
戦国時代の武将、島津氏宗家14代当主の島津勝久が生まれた日です。
文亀3年8月18日(1503年)のことでした。
島津忠昌と大友政親の娘の間に、三男として生まれた勝久は、幼名を宮房丸、通り名を又八郎と称しました。
永正16年(1519年)4月、兄で13代だった忠隆の死後、16歳で島津氏宗家の家督を継ぎ、同時に薩摩・大隅・日向国の守護職となります。
しかし、急な相続であり、若年でもあったため、政治基盤が整っておらず、守護職継承を望んだ薩州家島津氏5代実久と争いが起きてしまいます。
勝久の補佐をしていた実久が、義理の弟という立場を利用して、実権を握ろうとしていたのでした。
この家督争いが家中に分裂を招き、最終的に勝久は、母の縁戚・大友氏を頼って豊後国(現在の大分県)へ亡命。
天正元年(1573年)10月15日、沖之浜で亡くなりました。
勝久、享年71のときでした。
[平成30年(2018)9月8日]掲載