今日、9月3日は――
江戸が東京へ改称された日です。
明治元年(慶応4年、1868年)7月17日のことでした。
同日、明治天皇によって、「江戸ヲ称シテ東京ト為スノ詔書」が発せられると、9月8日(1868年10月23日)には、慶応から明治へと改元されました。
そして9月20日、明治天皇が東京に行幸。到着した10月13日、同時に江戸城も東京城へと改称されています。
日本の首都はどこ?
戊辰戦争の最中、大久保利通は大阪遷都、前島密(まえじまひそか)は江戸遷都、大木喬任(おおきたかとう)と江藤新平は東西両都を唱えました。
「旧習に囚われた京都から脱すべく、大阪へ」「商いが盛んで、衰退の心配のない大阪より、人口が50万ほどまで減ってしまった江戸へ」「公家や京都住民らの人心動揺させないため、京都を都としたまま、東京も都とする」など、議論百出したのです。
最終的に、「江戸ヲ称シテ東京ト為スノ詔書」が発せられましたが、なんと現在まで東京を首都とする詔は発せられてはいないのです。
[平成30年(2018)9月3日]掲載