2週間以上にわたって、Kindleストア/歴史・時代小説カテゴリーランキング第1位を獲得した、大人気の連作捕物帳シリーズ第2作!
『のらくら同心手控帳[二] 銀嶺の鶴』
瀬川貴一郎・著 ¥605
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【あらすじ】
誰しも魔が差すときはある。やむにやまれぬときもある。
人の弱さをいかに裁くか? 心の剣よ、涙をこらえろ!
定町廻り同心の雨宮雪之介は三十代半ばの独り者、そろそろ年貢の納め時だ。
同じ組屋敷で暮らす夏絵とは、まんざらでもない仲なのに、いつまでたっても優柔不断な雪之介に、老岡っ引の金次は少し呆れ気味。
とはいうものの、夏絵は夏絵で、「嫁見習いの奥義をきわめるまで祝言を挙げない」と周りを困惑させているのだから、わけが分からない。
そんなある日、雪之介は駒込の書画骨董を扱う「ともえ堂」に足を運んでいた。
金次からの知らせでは、主の周五が首を絞められ、掛け軸を下敷きにした姿で殺されているという。
掛け軸は、岡川幻如が描いた有名な「銀嶺の鶴」。
一見すると、「銀嶺の鶴」を盗みに入った者と揉めた末に起こった悲劇のようだ。
しかし、雪之介は腑に落ちないなにかを感じていた。身内のしわざではないか、そう思えるのだ。
絵の才能を見込んだ周五が連れてきて、身のまわりの世話をさせていた郁。
周五のお抱えとなってから、二十年あまりとなる女絵師の美里。
どうも、このふたりが怪しいが……。
※「銀嶺の鶴」より
罪を裁いて、人を裁かず――真実を知るため、己の信じた道をまっすぐに歩み続ける人情同心。
本格派の時代小説、ここに見参!!
「居待月」「銀嶺の鶴」「男の約束」「雪割草」「父ちゃんへの離別状」の5話を収録。
【登場人物】
雨宮雪之介……南町奉行所の定町廻り同心。周りから「のらくら」と呼ばれる、三十五歳の好男子。
夏絵……同心頭・山本彦右衛門の一人娘。毎日雪之介の家に通い、身のまわりの世話をする美人。
月岡誠太郎……小石川養生所に勤める医者。ぶっきらぼうで愛想はないが、信頼できる腕利きの男。
金次……雪之介の父親の代からつかえている岡っ引。親と子ほどの年の差がある。
前島兵助……少し厄介と思いながらも、雪之介の才能を高く評価している与力。
【著者略歴】
瀬川 貴一郎(せがわ きいちろう)
大阪府生まれ。近畿大学卒業。
乱歩賞の最終候補に四回残る。
NHK、MBSなどでテレビドラマの脚本を手がけ、四十年以上もゴールデンタイムを堅守した、ABC「部長刑事」のメインライターを務める。
主なシリーズに『のらくら同心手控帳』『かげろう医者 純真剣』『空蝉同心隠書』などがある。
『銀嶺の鶴 のらくら同心手控帳[二]』
瀬川貴一郎・著 ¥605
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【シリーズ既刊】
『のらくら同心手控帳[一]
瀬川貴一郎・著 ¥594
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『蛍火の里 のらくら同心手控帳[三]』
瀬川貴一郎・著 ¥605
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