電子書籍〈歴史行路文庫〉創刊第二弾に、本格謎解き捕物帳シリーズが登場!
『のらくら同心手控帳[一]』
瀬川貴一郎・著 ¥594
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【あらすじ】
下手人との知恵くらべ。俺に解けぬ事件はない!
優しすぎる同心が活躍する、謎解き連作捕物帳!!
定町廻り同心だった父の跡を継いでから、ちょうど十年。
いまだに独り身の雨宮雪之介は、同じ八丁堀の組屋敷に住む夏絵に叱られながら、世話を焼かれている。
仲むつまじいふたりの姿に、老岡っ引の金次は「とっとと嫁にもらってやれ」と雪之介をつついているが、なぜか夏絵の方が「嫁見習いのために出入りしているだけ」と首を縦に振らないのだ。
今日も夏絵の膝枕で顔をあたってもらっていた雪之介のもとに、金次が駆け込んできた。
話を聞けば、一昨日の晩、今川町の裏長屋で暮らしている嫁が舅に手をかけた、というではないか。
どうやら嫁のお冬は、寝たきりになっている義父・倉造の面倒を見るのに疲れ果てたらしい。
「義父を殺せば自分も楽になれる、そうかんがえて首を絞めた」と、自首したお冬は答えたようだが、雪之介はどこかに引っかかりを感じて……。
※「舅殺し」より
ふだんはのらりくらりとしているが、ひとたび事件に向き合えば、眼光鋭く快刀乱麻を断つ!
王道の時代小説、ここに登場!!
「舅殺し」「狐火」「柊の墓標」「島帰りの愛」「音の裏切り」の5話を収録。
【登場人物】
雨宮雪之介……南町奉行所の定町廻り同心。周りから「のらくら」と呼ばれる、三十五歳の好男子。
夏絵……同心頭・山本彦右衛門の一人娘。毎日雪之介の家に通い、身のまわりの世話をする美人。
月岡誠太郎……小石川養生所に勤める医者。ぶっきらぼうで愛想はないが、信頼できる腕利きの男。
金次……雪之介の父親の代からつかえている岡っ引。親と子ほどの年の差がある。
前島兵助……少し厄介と思いながらも、雪之介の才能を高く評価している与力。
【著者略歴】
瀬川 貴一郎(せがわ きいちろう)
大阪府生まれ。近畿大学卒業。
乱歩賞の最終候補に四回残る。
NHK、MBSなどでテレビドラマの脚本を手がけ、四十年以上もゴールデンタイムを堅守した、ABC「部長刑事」のメインライターを務める。
主なシリーズに『のらくら同心手控帳』『かげろう医者 純真剣』『空蝉同心隠書』などがある。
『のらくら同心手控帳[一]』
瀬川貴一郎・著 ¥594
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【『のらくら同心手控帳』シリーズ】
『銀嶺の鶴 のらくら同心手控帳[二]』
瀬川貴一郎・著 ¥605
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『蛍火の里 のらくら同心手控帳[三]』
瀬川貴一郎・著 ¥605
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『化身の鯉 のらくら同心手控帳[四]』
瀬川貴一郎・著 ¥605
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『蜉蝣の宴 のらくら同心手控帳[五]』
瀬川貴一郎・著 ¥605
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