作品紹介
島津三国志
著/井川 香四郎
【あらすじ】
戦上手だけでは敵中突破できぬ。義弘の慈愛と世界観
島津義弘公大河ドラマ誘致委員会全面協力
霧雨の中、十三基の地蔵塔の前で佇む、若者がひとり――立派な体つきだが、粗末な継ぎ接ぎだらけの身なりは、貧しさとの闘いをうかがわせた。鬱蒼とした樹々に溶け込んだかのような若者の背後へ、ふいに白髭の老人が現れた。驚いて立ち去ろうとする若者に、老人は杖をつきながら、関ヶ原の戦いで島津義弘が決行した敵中突破を訥々と語り始めた……。【主な登場人物】
島津義弘……島津氏十七代当主。
日新公……島津忠良。日新斎とも。薩摩国島津家中興の祖。
島津豊久……義弘の甥。
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