その日、なにが起こったか? 今日の歴史的な出来事

10月17日
今日の歴史的事件
禁闕の変、勃発

 今日、10月17日は――




禁闕の変、勃発

 室町時代、後南朝勢力が後花園天皇の内裏を襲撃し、三種の神器を奪うという禁闕(きんけつ)の変が起こった日です。
 嘉吉3年(1443年)9月24日のことでした。

 明徳3年/元中9年(1392年)、南朝(大覚寺統)と北朝(持明院統)との間に、皇位継承の合意について、明徳の和約が結ばれました。

 しかし、この合意に反発する後南朝勢力である日野有光・資親父子や楠木正秀らは、室町幕府7代将軍足利義勝が亡くなったばかりで動揺している政権の隙を狙い、後鳥羽上皇の後胤と名乗る尊秀王と通じ、御所に乱入します。

 そして、三種の神器のうち、神璽と宝剣を強奪すると、比叡山に逃亡。
 根本中堂に立て籠りましたが、管領の畠山持国や延暦寺の僧兵によって鎮圧されました。


   


[平成30年(2018)10月17日]掲載