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10月1日
今日の歴史的事件
彫刻家内藤伸誕生

歴史行路編集部
 今日、10月1日は――




彫刻家内藤伸誕生

 大正から昭和にかけて活躍した彫刻家、内藤伸が生まれた日です。
 明治15年(1882年)のことでした。

 島根県飯石(いいし)郡吉田村(現在の雲南市)に生まれ、松江市の商家で育った内藤伸は、彫刻家になるべく上京、高村光雲に弟子入りします。

 明治37年(1904年)に東京美術学校彫刻科選科(現在の東京藝術大学)を卒業すると、明治41年(1908年)、第2回文部省美術展覧会で「安住と迷想」が初入選します。

 大正3年(1914年)には、再興した日本美術院第1回展に「独房」などを出品し、同人になりましたが、大正8年(1919年)に脱退。以降は、帝国美術院展覧会に出品するようになります。

 大正10年(1921年)に帝展審査委員となった後、昭和2年(1927年)、帝国美術院会員に推され、会員となりました。

 昭和6年(1931年)に日本木彫会を創立した内藤伸は戦後、日本芸術院会員、日展顧問となり、昭和40年(1965年)には勲三等瑞宝章を受章しています。

 一刀ごとに気合いを込める[気刀彫]という独自の技法を生み出した内藤伸は、「山上」「獅子」「光明皇后」などの代表作品を遺し、昭和42年(1967年)8月21日、84歳で亡くなりました。
 没後、従四位が贈られ、島根県雲南市に建つ[鉄の歴史博物館]内に[内藤伸記念室]が設けられました。


   


[平成30年(2018)10月1日]掲載