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9月20日
今日の歴史的事件
永代橋崩落

歴史行路編集部
歴史行路編集部
 今日、9月20日は――




永代橋崩落

 深川富岡八幡宮の祭礼に詰めかけた未曾有の人波に、重みに耐えきれなくなった永代橋が崩れ落ちるという、日本史上最悪の落橋事故が起こった日です。
 文化4年(1807年)8月19日のことでした。

 永代橋は、元禄11年(1698年)、五代将軍徳川綱吉が50歳の賀を祝して、深川の大渡しにかわって架けられた公儀入用橋です。
 左岸付近が永代島と呼ばれていたため、永代橋と名付けられ、赤穂義士が引き揚げに渡ったことで一躍有名になりました。
 流刑人を伊豆七島に送る流人船の船着場もあったそうです。

 事件当日の深川祭は、12年振りだったのに加え、雨天により19日へ延期となったために群衆が殺到。橋の上や近くにいた見物人に、1,400人を超える死者や行方不明者が出てしまいます。
 その後、火災や台風、洪水などでたびたび流失したため、幕府は廃橋を検討しましたが、地元に暮らす数多くの町人の懇願で見送られました。

 この落橋事件は、大田南畝が伝聞を集めて、『夢の憂橋』を執筆するきっかけとなったり、古典落語の「永代橋」(「武兵衛違い」「太兵衛に武兵衛」とも)の元にもなりました。


   


[平成30年(2018)9月20日]掲載