最初に手に取る江戸の本
小説、映画、アニメ、ゲーム…どんな分野にも必ずある「歴史モノ」。その中でも江戸時代は長く愛されているジャンルです。そういうものから江戸時代そのものに興味を持つ人も少なくな……そう、私もその一人です。
ただ、創作物というのはユーザーの感情移入のしやすさや物語の進め方、大人の事情(※予算)など様々な理由で「史実通り」とはいかないものです。江戸に興味がでてきて、浮世絵などを見たりするようになると「アレッ? なんか違う?」と思うことがあります。
そんな風に「もっと江戸時代の事が知りたい」と思った人が、最初に手に取る一冊を作れないかなあと思ってこの本を作りました。江戸時代を少しでもリアルに感じられるように、「お金」という、身近で最も現実味のあるものをテーマにしました。
いま、あなたのお財布にはいくらお金が入っていますか? そのお金で、江戸で何が買えるのか、どんな事が体験できるのか、知りたくないですか?
[平成28年(2016)7月4日]