名コンビで事件に挑む
町奉行所の新米同心で気のいい平助、頑張り屋の小者佐吉。お互い若く、主従の関係でありながら、身分を越えた友情で結ばれ、名コンビで事件に挑みます。
時代は黒船来航直後の安政年間。あと十年もすれば、江戸も公儀も町奉行所もみんな夢のようになくなってしまうのですが、まだだれもそんなことは知りません。
のたり同心と陰口叩かれるほどのんびり屋の平助、それでも世間は知らず知らず騒がしくなり、激動と混乱の兆しが見えはじめます。
ふたりが見廻りの途中で立ち寄る
タイトルは落語の『
帯に「泣ける、笑える、ふたりの捕物」とあります。楽しんでいただければ、うれしいです。
[平成28年(2016)7月1日]