尼子家鉢屋衆のルーツ
忠節の士として知られる
「鹿之介が
「しかも新宮党って、尼子本家に攻め滅ぼされてるし」
「正統な後継者である尼子
というのが、そもそもの発想の始まり。
尼子本家に、まるっきり忠誠心のない鹿之介が登場します(新宮党シンパで、勝久とはマブダチという設定)。
新宮党は、尼子氏について書かれた本とかでは悪者にされがちですけど、この作品では逆転の発想で、新宮党の方がベビーフェイス、尼子本家をヒールとして書いています。
もちろん、私は忍者作家なので、尼子家に仕えた〝
尼子家の記録である『雲陽軍実記』に、〝本朝鉢屋の来由〟として一項を割いてかなり詳しく書かれているにも
そのルーツは、
作中では相州から出雲に派遣されてきた風魔のくノ一との争いもあったり、某有名芸能者のルーツを鉢屋衆に求めたりして構想(妄想?)を膨らませています。
タイトルのうち〝三日月〟は、鹿之介の有名な
では、〝鬼〟が誰を指すのかは、読んでからのお楽しみということで。
[平成28年(2016)3月28日]