資料がない!
「くノ一がたくさん出てくる話を書きたい!」という、文学的な動機とはかけ離れたシンプルな衝動で書いた小説です。
女ばかりの忍び集団といえば、忍者好きの頭にすぐに思い浮かぶのは、武田家の「歩き巫女」。
こんなにおいしいネタなのに、今まで
資料がない!
』に、断片的な記述がちょこちょこあるくらいで、手掛かりらしきものがないんですね。
某サイトで「武田の歩き巫女の風習や仕来りなどが詳しく書かれており、勉強になった」という感想を書いてくれた人がいるんですが、それ、八割くらいが私の妄想の産物ですから。
全然勉強になってません……。すまぬ……。
さて、書きたかったのは「歩き巫女」ですが、それだけではダイナミックな話にならないので、
あちこちでネタバレしているので書いちゃいますが、「御左口神」は、この小説では古代の
「若き日の真田昌幸&歩き巫女の少女が、
なんと』の第四版に、『
』と共に新しく項目として付け加えられました。うーにゃー。
※単行本時のタイトルは「忍び秘伝」ですが、文庫化に於いてタイトルを変更しました。内容は同じです。
[平成28年(2016)3月28日]
単行本版はこちらです。