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豊臣秀吉の名言〈1〉

歴史行路編集部
歴史行路編集部

 秀吉は、自らが関白になる意思を示し、「関白の濫觴らんしょうは一天下を預かり申すをいう也。しかるに今秀吉四海をたなごころに握れり。五家をことごとく相果たされ候とも、誰が否と申すべし」と述べています。

 これは「関白のはじまりは天下を預かることをいう。しかるに今秀吉は四海を掌握している。五摂家をすべて討ち果たしたとしても、誰が文句を言うであろうか」という意味です。

「関白相論」という摂関家同士の争いが起こった際に、その調停をした秀吉が漁夫の利を得て関白になる意思を示したのです。自分が摂関家より有利な立場にあると脅迫し、「関白とは、天皇に代わって天下を預かるという意味である」と、武家関白を定義し直したのです。秀吉の野望としたたかさがうかがえる言葉です。