本タイトルは、江戸時代後期に生きた曹洞宗の僧侶である良寛法師の言葉、「優游復優游 ゆうゆうまたゆうゆう」にちなんで、先生ご自身が名付けられた。
 越後国の産で、生涯放浪の多かった良寛法師は、歌人でもあり、漢詩人でもあり、また書家でもあった。
 故郷を同じくする作家の漫筆録。

第8話

擦れちがう

 ブルーの文房具があると、つい買いたくなる。ドラえもんの影響か。俳優のがたけんはドラえもんが好きでグッズを集めていたとか。緒形拳と言えば「激突」というおもしろい映画もあった。日本映画で主役を張っていた時期も長かったが、そう言えば「不帰水道」というテレビドラマの撮影で現場に行った(学生バイト、三十数年前)とき、ほかに誰もいない階段の踊り場で擦れちがった際に丁寧なあいさつをしていただいた。機材運びのバイトスタッフだとわかっていたのに。敬服、懐かしくも貴重な思い出。

平成28年(2016)5月4日

坂岡 真

坂岡 真

ささおか しん

著者紹介ページへ