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谷津 矢車
谷津 矢車

信長さまはもういない

谷津矢車/著

出版社:光文社
刊行年月:2016年8月17日
価格:1,400円+税
判型:四六判

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正面から信長を書く

 信長を書こう。
 これがすべての始まりでした。
 とは申せ、信長といえば、何百年にもわたり様々な講釈師やさく者、小説家や漫画家といったクリエイターたちが描き続けてきた定番ネタであります。誰に言われるまでもなく、新味を出すのが極めて難しいと言わざるを得ないというのが偽らざる本音です。
 いつか信長を正面から書きたいなあと胸に秘め、色々とあれこれ考えているとき、あたしの耳にある大物芸能人のほうが飛び込んできました。
「信長が死んだときも、こんな大騒ぎになったのだろうなあ……」
 その時、あるコンセプトが浮かんだのです。
「そうだ! 信長が死んだ、という誰にも埋めることのできない空白を描けばいい!」
“正面から信長を書く”という話はに行ったのだとツッコミを受けること請け合いですが、コンセプトさえ浮かべばこっちのものです。
 そうして生まれたのが、信長の死にほんろうされる人々の小説、『信長さまはもういない』であります。

[平成28年(2016)10月3日]

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