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福原 俊彦
福原 俊彦

書物奉行、江戸を奔る!

新井白石の秘文書

福原俊彦/著

レーベル:朝日文庫
出版社:朝日新聞出版
刊行年月:2015年7月
価格:720円+税
判型:文庫

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書物が権勢の証だった時代、若者が奔る

 現代、書物は娯楽と学問の友です。多くのことをそこから学び、知ることができます。
 江戸時代も基本的には同じです。知識を得るためにも、娯楽とするにも、書物は欠かせない存在でした。……ただ一つ事情が違うのは、書物が大変高価であったことです。活版印刷のない時代ですから、時には何十両もするような書物もありました。そこで庶民は主に貸本屋に頼り、武士は己の蔵書量を誇りました。書物を所有するということは持ち主のステータスを示すものでもあったのです。
 そして、江戸時代の最大の権力者であったのが、とくがわ将軍家です。初代将軍いえやす以来、代々の将軍があちこちから書物を集め、江戸城内にある紅葉もみじ山の麓、〝御文庫〟と呼ばれる倉に収めました。これを管理する役目を与えられた旗本を、書物奉行といいます――。
『書物奉行、江戸を奔る!』シリーズは、いわゆる〝ぬま時代〟を生きた若き書物奉行であるしのやまたつじょうが、田沼おきつぐの密命を受けて様々な事件や陰謀に挑んでいく物語です。書物を愛し、知識欲にあふれる辰之丞が、持ち前の知恵と素直な心で御文庫に隠された秘密に迫り、物語を動かしていく……というのがポイントになります。
 その一方で、主人公の成長物語も大事にしたいと考えながら書きました。まっすぐだけれどすきも多い辰之丞を、友人、学者仲間、憎からず思う女性、師匠、同僚、上役といった人たち、そして何よりも、亡き偉大な父の存在が支えます。辰之丞の父は書物奉行として働き、また学者としても認められた人でした。どうしたらこの父親に肩を並べられるようになるのか……そんな苦悩を抱えつつ、辰之丞は陰謀を追って江戸を奔るのです。

[平成28年(2016)5月25日]

〝書物奉行、江戸を奔る!〟シリーズはこちらです。

書物奉行、江戸を奔る!

行人坂大火の策謀

レーベル:朝日文庫
出版社:朝日新聞出版
刊行年月:2016年1月
価格:700円+税
判型:文庫

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書物奉行、江戸を奔る!

徳川吉宗の機密書

レーベル:朝日文庫
出版社:朝日新聞出版
刊行年月:2016年4月
価格:700円+税
判型:文庫

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